もし、来世があるならば、生まれ変わったらこうなりたいと思ったことはありませんか?転生したら○○でした、という転生シリーズの漫画が人気の昨今ですが、転生したらスライムだった件はその中でも先駆けにあたる作品です。弱いモンスターで定評のあるスライムに転生した主人公が異世界で大冒険する様は読者を惹きつけ大人気作品となりました。今回は漫画の派生版やアニメ化に加え映画化まで果たしたこの作品転生したらスライムだった件について紹介していこうと思います!
- 転スラとはざっくりどんな話か?
- スライムなのに主人公
- 名前の重要性
- 頼りになる相棒 大賢者
- 人気のポイント
- まとめ
転スラとはざっくりどんな話か?
転スラにおける主人公のリムル(三上悟)は現実世界で事故で死んでしまい、世界を超えてスライムの姿へと異世界転生を果たします。
目も音も聞こえず一人寂しかったリムルですが、暴風龍ヴェルドラと出会うことで一気に物語が進んでいきます。
幾度とリムルに苦難が襲いますが、そのたびに仲間たちと乗り越え、新たな仲間も増え、ついには一国の主へと成長していきます。
たかがスライム?いいえ、スライムだからこそこの物語の主人公にふさわしいのです。
スライムなのに主人公 リムル=テンペスト
前述したとおり、転スラの主人公は転生したスライムなのです。
サラリーマンの三上悟が通り魔に刺されて転生した姿で、ちなみに大卒で大手のゼネコンの会社員でした。
転生先の洞窟で一人孤独にさまよっていましたが、暴風竜ヴェルドラという存在と会って、そこでリムル=テンペストという今の名前を手に入れました。
性格は温和で友好的なお人よし。様々な出会いを経て多くの仲間を作り、とても大切にしているので、自分の仲間を傷つける者には容赦しないなど非常な面もあります。
種族問わず楽しく快適に過ごせる国を作りたいという目標を掲げていて、そんな世界を仲間たちと作り上げていくことがリムルたちの理想なのです。
基本的には前世の趣味嗜好と変わっていないので、オタク趣味やおっさん染みた言動など愛くるしいスライムの見た目に反した言動に笑わされる場面もあります。
名前の重要性
誰にでも存在するはずの名前ですが、この世界に住む魔物にとって名前はとても重要な存在となっています。
魔物が名を持つとそれだけで全ての面において優れた存在へと進化することができるのです。ただし、名づけは他人に自身の魔力(生命力のようなもの)を分け与える危険な行為なので力あるものしか行うことができません。
主人公のリムルは友人の暴風龍のおかげでそのリスクを回避できたので、仲間となった配下全てのものに名を与え、名前を与えることで仲間との絆を結び、より高い信頼関係を築き広げていくことができました。
普通の魔物が名前を持たないという世界でリムルは一人残らず全員名前を与えた国民数万名でできた国を図らず作りあげたことは、どれほどリムルが力を持つか周囲に知らしめる要因となりました。
とはいえ数万名の名前を全部考えるのはさすがに手間がかかるため、湖1Fなど記号のような適当な名前を付けていくリムルなのでした。
頼りになる相棒 大賢者
この世界では人間だけでなくゲームや漫画小説でしか見ないような多種多様な種族がいます。
リムルが最初に出会う龍種、初めての仲間たちのゴブリンや牙狼族、鍛冶が得意なドワーフに魔法が得意なエルフ、侍のような装束のオーガ族や人知の超えた魔王など。
これらをはじめ精霊や悪魔、獣人や天使など、多くの個性豊かな種族が登場します。もちろんスライムも(笑)。そんな中、リムルの一番の相棒とも呼べる存在はなんと自身のスキルなのです。
大賢者というスキルを所持しており、例えるなら頭の中に自我を持った超ハイスペックPCがあるようなものです。
勝手に演算や予測を行い的確なアドバイスを提示したり、ささやかな相談から時には正確無比の戦闘まで行ってくれます。この世界での多くの知識を持っているので、何も知らなかった頃のリムルの道しるべとなってくれました。
とても頼りになる相棒でリムルの助けとなり、が、それでも大賢者は万能ではありません。
予測が間違っていたり、どう計算しても不可能な局面をリムルの発想と閃きで打開する場面がいくつもありました。
できない場所をお互いが信頼し支えあい助け合う様はまさに相棒と呼べるでしょう。ある意味この物語の一番の立役者かもしれません。
人気になったポイント
今ではアニメ化や映画化に舞台化、漫画もスピンオフ作品が多数展開される等、転スラの人気は知.ことを知りません。
ここまで人気が出た理由を個人の見解でまとめてみました。
主人公の見た目が中性的であるため男女問わず人気
各キャラクターの設定やキャラ絵などとてもよく作りこまれている
漫画のビジュアルが非常によくできており読んでいて飽きさせない
ストーリーでシリアス内容が多い分、日常編や番外編などスピンオフ作品も多く展開しているため
どこを切り取っても面白く作られているので見た人を飽きさせない工夫がとてもよく凝らされている作品になっていると感じられます。
まとめ
私は転生したら○○という類の漫画で主人公が無双する姿に最初は嫌悪感を持っていましたが、転スラに触れてみてからこういう作品もいいな!、面白い!と思えるようになりました。
主人公の面白さはもちろんのこと、細かく作りこまれた設定や個性あふれる各キャラたちそれぞれの活躍にも目が離せなくなるほど作品に引き込まれていきました。
転スラは漫画に小説もまだまだ続いており、2024年春にはアニメ3期も放送を控えております。
この機会にぜひ転スラに触れてみてはいかがでしょうか?